契約通りに工事が進んでいるか確認しましょう。STEP4
ここでは工事前の注意点と工事中の確認、さらに途中で工事内容を変更する場合に気を付けたいポイントをご紹介します。
小さな工事でも必ず契約書を取り交わしましょう。
●口約束で工事を進め、契約書が無かったばかりに、トラブルになってしまった例もあります。必ず契約書を取り交わしましょう。
工事を始める前に注意しておくことがあります。
●工事にあたっては、工事部分の家財の片づけなど、受け入れ準備が必要になります。事業者によく確認し、互いの役割分担を決めておきましょう。
●水道・ガスなどの使用制限や工事期間中の仮住まいなどが必要になる場合もあります。
●工事車両・施工業者の出入りや騒音・ほこり・ゴミの発生など、普段の生活にはないことが生じますので、工事着工前には必ず近隣の方々へあいさつをしておきましょう。
●マンションの場合は管理組合に届け、共用部分の使用や材料の搬入方法などについて承認を得ておきます。また、工事の騒音などが予想される両隣や上下階に住む方へのあいさつも忘れずにしておきましょう。
工程表をもとに進行状況や工事内容を確認しましょう。
●工事が始まったら、工程表通りに工事が進んでいるかどうか、工事を契約した事業者の担当者から定期的に報告してもらいましょう。
●工事の手順や内容などで疑問があれば、担当者に確認して早めに疑問を解決しておきます。
工事中に工事内容を変更する場合は、内容を記録しておきましょう。
●工事の変更は、現場の作業者へ直接依頼したりすることは控え、工事を契約した事業者の担当者に話をするようにしましょう。
●工事内容の変更をする場合は、変更内容を書面や図面で明確にし、きちんと記録を残しておきましょう。
●工事変更に伴い金額が変わる場合などには、再度見積書を出してもらって確認し、契約変更を行いましょう。
●住宅リフォーム推進協議会の標準契約書式の中に契約変更の際に使用する工事内容変更合意書の書式も用意されています。